Quantcast
Channel: スポーツナビ+ タグ:中量級
Viewing all articles
Browse latest Browse all 4

日菜太の言う70kgは時が止まっていると言う状況について。

$
0
0
去年末のBLADE1で長島☆自演乙☆雄一郎に勝利した日菜太はインタビューでこう答えた。「70kgは時が止まっている状態なので城戸(康裕)さん佐藤(嘉洋)さん宜しくお願いします!」その前に日菜太は乙なりのプロモーションがあると前置きした上での発言だった。まあこれって砕けた言い方すると「関わるな」ということだろう。もっと言えば「こっち来んな」である。乙は再戦したいとは言うが、私自身それは必要ないと思っているし、BLADEにも関わる必要はないと思う。乙なりの考え方からすると、このBLADEを皮切りにサウジアラビアを中心とした外国興行にも参戦出来る可能性を見出そうとしていたのだろう。国内の挌闘技が駄目になっているから外国でやるしかないとその考え方が前提となっている。実際はテレビこそないが格闘技団体は数多あり、試合数も多い。ただ、やる人の層が問題となっており、それに配慮するとどうも軽量級中心になってしまい勝ちとなる。 BLADE1はもう17試合とかふざけてんのかと思ってしまった。昼前から始めて、終わったのが20時位である。それでいて客席はガラガラだったのだ。私はチケットは安くはないが8000円席を買ったつもりだったのに対して渡された席は30000円のSRS席だったからこれは運営が負担したのではないかと思っている。 17試合もしてSRS席がガラガラだと赤字であろう。身の丈に合わない興行だったのが良く判る。差別化されているのかもしれない。ヘビー級こそがキックボクシング(K-1)だったのだ。ヘビー級と言うよりも無差別級である。次回の興行にピーター・アーツを出す。観る方もやる方も恐らくこれは自覚しているのだろう。自覚こそはないだろうが無意識的に刷り込まれているはずである。 K-1創設から20年以上経つ。当時は階級制なんてなく無差別だった。まあこれもどの挌闘技にも言えたことだが、所属ジムのヒーローを作らせるためにその選手に合った階級を作らせて戦わせるということが行われた。代表的なのはボクシングね。挌闘技ってとどのつまり、重ければデカければ有利なのだ。相撲が好例で段々デカくなる。戦後や戦前の力士の體骼と現在の力士の體骼を較べてみても良く判る。今の方が断然でかい。白黒の写真しかないとは言え、小さいのだ。高校生の力士か新弟子で序ノ口辺りから土俵に上がる力士のような體骼だった。もう現代なんか出発時点で差別化が図られてしまっている。相撲で敵わないとなると、そういった人達はレスリングや体重制のある柔道(ジャケット・レスリング)やキックボクシングかボクシングかMMAに行かざるを得なくなる。お金が入るかどうか、興行的に楽しいかどうかで集まる人々が違って来る。ヘビーが相撲に行けばライトヘビー辺りは挌闘技ではなくラグビーとかになろう。無論、柔道もヘビーがいるが柔道は軽量級だらけだよね。レスリングも裾野が広い。中量級、ミドルやライト級辺りは野球やサッカーに行ってしまう。背の高い人は相撲やボクシングには呼ばれずに、バスケットやバレーに引き抜かれてしまう。空手には小さい人はいないが、結局外人には敵わないから背が高くとも減量してしまう。結果的に誰が残るか、八重樫東も言っていたが小さい人達がコンプレックスを解消するためにボクシングを始める他無くなってしまう。以前の私のエントリにもあったが、その競技で敵わないとなると戦うことのみを意識として刷り込ませ他の場所で転身を図ろうとする傾向にある。相撲で駄目ならレスリングや柔道で、それで駄目ならMMA、総合格闘技でもダメならプロレスでという形になる。プロレスでも駄目なら用心棒か成人向け映像でという最終的な到達点となる。尤もそこ迄行く前に肉体の世界から完全に足を洗って飲食店を開くのだが。大人になってもそういう選択肢が図られるが、大体は子供の頃から既に振り分けられて将来を決めてしまう。それで結局打撃系挌闘技は軽量級若しくは最軽量級だらけになってしまう。軽くて小さくて細い人達だらけ。昔は考えられなかったけどボクシングは今やミニマム級が最終的到達地点なんだよね。ミニマム級は47kg位か。もう女子の体重である。しかし減量があるので普段は節制して55kg位か、節制しなくても60kg位を保つのだろう。詰まり、軽くて細くて小さい人達にも戦って英雄になれる可能性が開けたので、ほぼ一般の人達がどんどん挌闘技に参入出来る結果となってしまったのだ。これが挌闘技人口が多いという状況を表しているのだろう。 BLADEの61kgトーナメントもそうだが、殆どが70kg未満の軽量級選手で締められている。大晦日開かれたDEEPDREAMIMPACTもほっとんどが軽量級若しくは最軽量級だった。前田吉朗の階級の変遷も著しい。ライト級→フェザー級→バンタム級→フライ級である。体重があればKOも量産出来て、且つ逆転の可能性も大きく試合運びも分からなくなるから実は面白いのだ。重量級は重いから遅いと思われがちだが、そんなことはない。ヘビー級の試合を観ても判るが、速い。京太郎も証言しているがヘビー級の選手も動きが速いのである。ヘビー級は非日常なんだよね。それが売りでもあるのだ。しかし現実的には軽量級最軽量級の人口が多くて彼等を食わすことを前提とするから、組まれる試合もそれ中心となり、中重量級の選手が入り込む余地がないのだ。それと、お金がかかる。地上波K-1が潰れたのもお金の問題である。ヘビーに掛かるファイトマネーの高騰が結局運営を苦しめたのだ。中量級は採算が取れてたけど、今やそのトーナメント制も開けないだろう。ファイトマネープラス賞金を各選手に与えねばならない。当たり前だが、お金を出してくれるスポンサーも就けねばならない。それが今や不可能となり、大会自体も開けない。不況なんだよね、どこも。 GLORYもトーナメントは4人制である。お金がかかるし、8人制にしても結局強さが分かり切っているのでそこ迄開く必要がないと判断したのだろう。 GLORYランキング10位以下はあってもなくてもどうでもいい状態。それがボクシングで既に行われたことで、競技人口は多くてもボクシングで食える人は少なくバイトせねば駄目だという状況になってしまう。傷だらけの顔で接客業は出来るのだろうか(´・ω・`) 業種も限られるよね、きっと。結局、70kgは無理なのだ。軽量級最軽量級の裾野が広くともスポンサーが就かなければ地上波も獲得出来ない。日菜太には多くのスポンサーが就いているが、このスポンサーで打てる興行はREBELSが限度である。大きい興行はシュートボクシング位だろう。そのシュートボクシングも普段は箱は小さめであるが。乙には大手のスポンサーが就いているが、これも地上波が就かないとスポンサーも動かない。地上波が就かない、大会が開けないから乙の大手のスポンサーも対費用効果も見込めずに試合も組めなくて乙自身も試合に出られないことが多かった。2年前なんか特にそうだった。プロレスに出ざるを得なかったのもそれが理由の一つでもあったのだが。 @kusamura_eisei 環境かえてみるわー— 長島☆自演乙☆雄一郎 (@jienotsu) 2015, 1月 1 @kusamura_eisei 試合はなかなか厳しいかと— 長島☆自演乙☆雄一郎 (@jienotsu) 2015, 1月 1 地上波が就かなくても乙には暫く就いていたが、お金出してくれても大会運営がちょろまかしてしまったりとすっかり信用を失ってしまった。はっきり言えば大旦那様の問題(お金を出してくれるかの)である大旦那様が悪い訳ではないが、結局選手自身にも問題があるのだ。詰まらない試合をすれば客も離れスポンサーも離れる。 BLADEもKrushK-1も名前を変えて箱を大きくしても、選手ばかり募らせているだけである。スポンサーも相変わらずKrushやRISEの時と変わらないだろう。放送局もCSから変わってない。プロモーションも低い。決して諦めている訳ではないが、無理なのである。やり方変えるしかない。尤も喧嘩別れしている状況がこの期に及んでも続いている。一番良い方法は喧嘩別れしている団体を潰すことである。選手引き抜いて潰せばいいだけ。そこの売れっ子を引き抜けば良い。それがゲーオだった。 KrushK-1はゲーオを中心に回せばいいのだ。それで十分。地上波の可能性はヒーローを育てることにある。

Viewing all articles
Browse latest Browse all 4

Latest Images

Trending Articles





Latest Images